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Windows 8での.NET 3.5有効化のエラー0x800F0906の解決方法

0x800F0906エラーはいくつかの原因で表示されます。例えばネットワークが正しく通信できない場合です。ネットワークも含めて全てが問題なさそうな場合でもこのエラーがでる場合、以下の解決策をご参照ください。

ドメイン環境のWindows 8/Windows 8.1ではドメインポリシーに制約される場合、コントロールパネルの「Windowsの機能の有効化または無効化」で.NET Framwork 3.5を有効化するとエラーコードの0x800F0906が出て、有効化が失敗することがあります。

問題分析

企業ではたくさんの端末をシステム管理センターによって統一管理するため、Windows Hotfixや他のWindowsコンポーネントを企業内の再配布サーバーに預かります。ドメインに参加している端末は、常にこの再配布サーバーに問い合わせします。.NET Frameworkのインストールも、この再配布サーバー経由経由で行われます。

但し、この再配布サーバーが正しく反応できない場合、またはコンポーネントの取得を許可しない場合、上記のエラーコード0x800F0906が返されます。 この問題を解決するには、企業内の再配布サーバーへの問い合わせを行わず、直接Microsoft社の正式サーバーにアクセスさせます。

dotnet_inst_error

解決手順

  1. Startメニューを開き、検索バーにgpedit.mscを入力しEnterを押します。
  2. 以下の「ローカル グループ ポリシー エディター」が表示されます。左側のツリーから「コンピューターの構成」⇒「管理用テンプレート」⇒「システム」を選択します。右側の「オプション コンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復の…」をダブルクリックします。
    gpedit
  3. ポップアップされた画面で、「有効」と「Windows Server Update Services(WSUS)の代わりに…」をチェックします。
    win8net35error
  4. 「OK」を押し、PCを再起動します。
    以上。

この手順でローカルドメインポリシーを変更して、「Windowsの再配布サーバー(WSUS)」を経由しないように設定できます。再起動の後、もう一度.NET Framework 3.5の有効化を行うと、問題なく進むはずです。

備考

この方法は.NET Framework 3.5の有効化の修復以外に、最新のWindows Hotfixをより早く入手したり、他のコンポーネントを正しくインストールしたりする際にも役に立ちます。


最後更新:2015年3月25日

Jingwood

北海道の田舎で暮らしているプログラマーです。最近山登りにハマりました。

2 thoughts to “Windows 8での.NET 3.5有効化のエラー0x800F0906の解決方法”

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